大泉町に住む外国人人口の割合は約20%!!
なぜ多くの外国人が住んでいるのか?
群馬県で一番小さな町「大泉町」は、北関東屈指の製造品出荷額を誇る地域でもあります。戦前に飛行機工場があった大泉町は戦後、その優秀な製造技術を活かした富士重工業㈱(現・㈱SUBARU)や三洋電機㈱(現・Panasonic㈱)といった大手企業の機械の組み立て工場が数多く集積し発展してきました。 日本はバブル時期、急激な経済成長を遂げるなか製造分野での人手不足が深刻となり、安定的な外国人労働者の受け入れを望む経済界の要請を受けて、国は1990年に入管法の改正により「定住者」の在留資格を創設しました。
20世紀初頭に日本人が移民としてブラジルへ渡り、その子孫にあたる日系ブラジル人が出稼ぎ労働者として日本へ渡りました。当初彼らは、数年働いてブラジルへ帰る予定でしたが、経済が治安がよく住みやすい環境であった日本への定住化が進みました。経済や治安の良い日本への定住化が進みました。
更に近年では、南米系外国人のみならず、ネパールやベトナムなどのアジア系外国人も仕事を求めて増加していて、約45カ国の国籍の人達が住んでいるなど「インターナショナル化」が進んでいます。
出稼ぎから、共に生きる仲間へ
入管法改正後、町内中小企業経営者によって日系外国人の雇用を促進する組織が設立され、行政と共に日系外国人労働者の地域生活におけるサポートや福利厚生、地元住民とのつなぎ役を果たしてきました。大泉町では、言葉や文化、習慣の違う人たちがともに安心して快適な生活が送れる「秩序ある共生のまちづくり」を目指し、ポルトガル語版広報誌「GARAPA」や大泉町多文化コミュニティセンターなどで、外国人住民に町の情報や日本での生活ルールをお知らせしています。