2018年の明治大学商学部藤井秀登ゼミによる群馬県大泉町の取材記事に続く、最新版です。今回は、ウィズ・コロナ時代における観光資源をテーマに2年ゼミ生が5班に分かれて記事を作成しました。
海外旅行が身近な存在から少し遠のいた現在、国内で異文化体験ができる場所として大泉町は注目されてきています。そこにはブラジルをはじめ、ネパールやペルーなどの多様な文化が日本文化と混在しています。たとえば、町内を散策すると、ポルトガル語表記の看板を掲げた店舗が点在しています。看板であっても、観光資源として機能しています。その店舗がスーパーの場合、店内にはブラジルからの輸入食材などが陳列されています。ブラジルの飲食店ならば、本場のブラジル料理を味わえます。散策には、大泉町観光協会が管理するレンタル自転車を利用すると便利です。北関東平野に位置する自然豊かで、インターナショナルな大泉町の街並みや新鮮な空気を満喫できます。外国人居住者とコミュニケーションもできるでしょう。
取材記事は、そうした大泉町の現状をゼミ生の視点で作成しています。同じ観光資源であっても、それを認識するゼミ生に応じて多様に捉えられています。一方、そうした生活世界(人間の具体的な経験の世界)に、若干ですが、観光資源それ自体に対する視点も交えて、記事はまとめられています。第1弾と同じく、ご笑覧いただけますと幸甚に存じます。
明治大学商学部教授 藤井秀登
D班 大泉町の多国籍ショップ ー異文化を学べる観光資源の宝庫ー